警戒心を解いて一気に心を開かせるための2つのステップ

さて、相手へのツカミ(アプローチ)が成功したらすかさずに次のステップに入ります。
開きかけた心を更にこじあけていきましょう。
そのためには相手からより話しを引き出していく必要があります。

ただ、ここではまだ相手の心理状態としては完全に心を開いてないも当然です。
中にはオープンマインドで、「何でも聞いてね」くらいの親しみやすい人もいるかもしれませんが、現実問題でいうと、ほとんどの人にまだ警戒心が残っています。

じゃあ次の作業はというと、その警戒心を完全に払いのけて一気に心を開かせていくというステップです。
はい、それではその神髄をお話していこうと思いますが、その前に人間なら誰もが持っている欲求をまずは知っておいて下さい。

それが、「自尊心」です。
これは一言で言うと、自分という存在を他人に認められたいという欲求です。
つまり、人は誰かから認められたいのです。

これは人間の本質的な欲求です。
男がオシャレをするのは「カッコいいと言ってほしいから」
女性が化粧をするのは、「カワイイ、キレイと言ってほしいから」
人が何かを一生懸命頑張るのは
「すごいな、ありがとう、頑張っているなと言ってほしいから」
あなただってそうだと思います。

そうなんです、全ては人に認めて欲しいのです。
評価されたいのです。自分という存在をありのまま受け入れてほしいのです。
その瞬間ってあなたもついつい嬉しくなっちゃいませんか?
一気に心が開きませんか?
「あ、この人よく分かってくれてるな~」っていう気持ちになりますよね。
その気持ちを相手にも味わってもらうのです。

その方法が「自尊心をくすぐる」ということです。
じゃあ具体的に言うと、ポイントは2つです。
1、褒める
2、好きを伝える


もうこの2つだけです。
それぞれ簡単に説明していきます。


1、 褒める

もうこれに関しては基本的な事なので、あなたも十分理解できていると思います。
ですので、褒め方という部分について少し解説しておきます。
褒め方を間違えると、逆に相手に不快を与えたり、お世辞ばっかりと思われる可能性があるのでそれは気をつけていきましょう。

褒め方にもたくさんありますが、テンプレートとしていくつか紹介しますので、相手のタイプにあわせて使ってみて下さい。

直球勝負な褒め方
これはそのまま素直に
「その時計オシャレすね!むちゃくちゃカッコいいですやん!」
「うわ~、むっちゃ美人よね!!」
「また品のあるスーツ着てますね~!」
「さっきから思ってたんやけど、なんか話し方とか振る舞いがすごい上品よね!」
という感じで、思ったことを直球でいう褒め方です。

間接的な褒め方
「褒めるのが効果的な事は分かっている。でもやっぱりちょっと恥ずかしいな~…」
もしかすると、あなたにもこういう気持ちもあるかもしれません。
ですので、これは直接褒めるのが苦手な方におススメです。

どういうことかというと、第3者的な言い方をすることです。
フレーズでいうと「~って言われん?」とか「みんな言ってたよ」という感じです。
こういう言い方をすると、コチラも少し言い易いですし、相手もより納得して嬉しくなります。

例えば
「ね~、すっごい爪キレイって言われん?」
「けっこうみんなからスタイル良いって言われることない?」
「そのメガネよく似合ってるって言われません?すごい知的なイメージありますもん」
「友達も言ってたけど、ホントに仕事デキそうっていう感じありますよね~」
というニュアンスを使っていくのが間接的な褒め方です。

冗談っぽい褒め方
褒めにユーモアをいれると、相手も笑顔になり余計に場が和みます。
言われたほうも冗談に聞こえても、やっぱり嬉しいものです。

ですので、例えば
「いや~男前すわ~!最初見た時、えっ、どこのモデルって思ったですもん!笑」
「うっわ~、どしたんその顔!!モテるに決まってるやん!笑」
「え、何その時計!また何億かけたんですか~?笑」
「どしたんその指輪!何?どーせ言いたいんやろ?はよ自慢してこんかい!笑」
「今度はどこの女に貢がせたんですか、そのネクタイ!品しかないですもん!笑」
「こんなに美人な人、オレ生まれて初めて見た!…ってみんなに言よんだけどね!笑」
「なんかむっちゃオーラでてますよね~!そのオーラ辿ってきたらココに着きましたもん!あとでサイン下さいね!笑」
「てか声カワイイっ!!何その音色?完全に心奪われそうになったわ! あぶな~危うくキュン死にしそうやったわ!笑」
という感じで、少し冗談っぽく言う事でユーモアもでてくるし、場も和んで効果抜群です。

マイナスからプラスの褒め方
これはイメージとしては、一度落としてから上げるという感覚です。
最初に落とす事で「ドキッ」と思わせることができるので、かなり相手の感情を揺さぶることが出来ます。

ですので、例をあげると
「いや、ぶっちゃけパッと見のイメージはちょっとチャラいな~って感じだったんですけど。こうやって話してみたら実はむっちゃ紳士ですやん!笑」
「僕人見知りなんで初対面の人って基本ちょっと壁があるままなんですけど、○○さんとならなぜかガンガンいけますわ~!笑」
「正直、最初の雰囲気だけで言うと、怖いな~って感じだったんですけどすみません!こんなにユーモアに溢れてる方やとは思いませんでした!笑」
「結構冷たそうよね?って言われません?いや実は僕もそんなタイプなんでむっちゃ気持ち分かりますもん!なんなら僕と同じニオイしてましたもん!笑 でも、ホントはもてなしの心しかないですもんね~笑」
という感じです。
このパターンは結構効果的なので、ぜひ多用してみて下さい。

比較を使った褒め方
最後に比較を使った方法をお話していきます。
人間はやはり無意識のうちで、どっかで人と比べています。
ですので、自尊心をくすぶってあげるには一番効果的です。
また、そうやって比べる対象があることでより説得力もまし、相手に特別感と優越感を与えることのできるパターンでもあります。

例えば、
「オレ今まで25年生きてきた中で、正直一番インパクトがありましたわ!なんか上手く言えないんですけど感覚的にビビっときましたね!笑」
「この仕事初めて5年になるんで、もうホント嫌というくらいたくさんの人を見てきたんですけど、こんなにこの柄のスーツが似あう人はホント初めてです!」
「僕時計マニアなんでこの知識量だけは誰にも負けないって思ってたんですけど、すみません完敗ですわ!あとでチャンピオンベルト返します!笑」
というふうにどこかで必ず比べる対象をいれてあげます。
すると、相手もよりホントっぽさを感じるので、スッと心に染みわたっていくのです。

はい、以上が褒め方テンプレートの種類になります。
相手のタイプに応じて、いろんな角度から褒められるパターンをいくつか持っておいて下さいね。




褒められたときの対処法

この際にプラスアルファとして、逆に褒められた時の対処法もお話しておきます。
というのも、中には褒められても
「どう対応していいか分からない…」
「なんてリアクションをとったらいいのか困る…」
という方が結構いらっしゃったからです。

ですので、パターンとして一番好感が持たれやすいモノを1つ紹介しておきますね。
それが『乗っかる』という方法です。
相手に褒められた時、冗談を言われた時は乗っかってあげて下さい。
そっちの方が相手にも喜ばれます。

なぜなら、逆の立場で考えた時せっかくあなたが場を盛り上げようと、一生懸命褒めたり、冗談を言ったとしても相手が無反応だったり、リアクションが薄かったらどうでしょう?

少し寂しい気分になったり、余計に気を遣っちゃいますよね。
それでは、なかなか会話も発展しません。

だからこそ乗っかってあげて、自分のテンションに相手を引き込んで下さい。
自分発信で良い雰囲気を創り上げてみて下さい。

ですので、例えば「頭の回転早いよね~」と褒められたとします。
「乗っかる」返しとしては、
「うわ~嬉しい事言ってくれるな~、あと5回言って!笑」
「あ、分かります?もうね~、自分でも怖いくらいですよ!!笑」
「あ、ついに気づいちゃいました?実はよく言われるんですよ~!!笑」
「うわ~、そこ攻めてきますか?いや、でも逆にそれに気付いてしまった○○さんの方が上ですよ!笑 さすがの僕でもかないません!笑」
という感じでどんどん相手に乗っかることを意識してみて下さい。
コレが自然にできるようになると、相手も
「あ、この人には結構こんな感じで大丈夫なんだ」
「けっこう冗談も通じる人だ」
と思って、より普段の友達感覚のように心を開けてくれるようになります。

それが出来ないとやっぱり上辺だけの付き合いになってしまうので、相手もなかなか入り込めません。
そういう空気感が、お互いをよりオープンマインドにし、一気に仲良くなれる秘訣でもあります。
褒める、褒められる。両方とも大事なスキルです。



2、 好きを伝える

はい、ではもう一つの、相手の自尊心をくすぶってあげる方法がこの「好き」を伝えるというテクニックです。
褒めることに対して「やっぱりまだ少し抵抗がある…」「恥ずかしくてちょっと…」と言う方は、慣れるまでは先にコチラを使ってみて下さい。

「好き」を伝えるとありますが、なにもいきなり相手に告白しろという意味ではありませんのでご安心ください。

じゃあ、何に対して「好き」を伝えるかと言うと、相手の身につけているモノやイメージ、相手自身が好きなことやモノが対象になってきます。
これだけではイメージがわきにくいと思いますので、例をあげると
「私、ネクタイむっちゃ好きなんですよ~、だからそのネクタイ、ホンットに素敵だな~と思って!いつもどこで買っているんですか?」

「僕昔からスーツが大好きなんですよ!だから、いいの見るとそればっかりに目がいっちゃうんですけどね、ちなみにそれどこのブランドなんです?」

「いや~僕大の時計好きなんですよ!だから良い時計してる人みるといっつも勝手にキュンキュンするんです!笑 もう、それ見て既に5回はキュン死にしてます。笑 どこのブランドです?」

「あ~、それグッチじゃないですか?私むっちゃ好きなんですグッチ!グッチ身につけてる人は間違いない!っていつも勝手に決め付けてますもん!笑」

「僕ね、原色が好きなんですよ、特に赤が大好きなんです!やから、赤のダウン似合う人マジで憧れなんですよ!だいたいいつもそういうファッションなんですか?」
という感じでしょう。イメージ湧きましたか?

だって「好き」って言われて、嫌な気持ちになることはまずありえません。
どっちかというとかなり嬉しくなってくるものです。
また褒めるというより、自分が好きというのを一方的に伝えているだけですので嫌みも全くありません。

更に「好き」というフレーズ自体が、人間の本能的にかなり心に突き刺さるあるいは印象に残る言葉ですので、相手に必ず好意が伝わります。
たとえ、「好き」という対象がその人自身ではなく、その人の身につけているモノであってもどこか無意識で 「あ、自分が好きって言われている」という錯覚をも生みだします。
こうなると、相手も嫌な気はしませんし、逆に相手自身も意識するようになります。

なぜなら、あなたもこんな経験ありませんか?
今まで全く気にもなっていない異性が自分の事を好きという事実を知った瞬間、どこかで必ずその人の事を意識するようになりますよね。
その感覚と全く一緒です。

『好き』という単語はそれだけ強烈です!
誰からも好かれる人は、無意識かもしれませんがこういうちょっとしたテクニックを自然に使えているのです。
そして、それを会話の糸口としてキッカケをつかんでいきます。



相手のどこを褒めればいいの?

はい、以上が相手の自尊心をくすぶる方法。つまり信頼関係を構築する最初の段階です。
言いかえると、相手の話しをより引き出すための唯一の方法です。

大事なのは2点だけ。
1、 褒める
2、 好きを伝える
ぜひ、使いこなせるようになって下さい。

ここで相手とのキッカケを掴めたら、あとは結構すんなりいきます。
それくらい大事なポイントでもありますので、ぜひ多用して下さいね。

さて、ここでもう1つ。タイミングとして最初の褒めどころをお話しておきます。
というのも、褒めるポイントやタイミングは会話の流れによってもちろん変わってきます。ただ、こと初対面の方で、なおかつ会話を初めてまだ数分、つまり最初の段階ですよね。

ここではまだ、相手のパーソナルな部分、つまり内面的なものは一切分かりません。
でも、相手の心を開けていくには、この最初のタイミングでどれだけ相手の話しを引き出せるかにかかっています。

じゃあ、最初のタイミングでの褒めどころはどこかというと
『外見』『その人のイメージ』『ファッション(身につけているモノ)』
になってくるのです。
つまり、“外的要因”から見つけ出す必要があるのです。

ですので、あえて先程の例題でも「外的要因」を褒めているモノを多く掲載しました。 そのまま使えるパターンもたくさんありますので、
この人にはコレだと思うのをしっかり見つけて利用して下さいね。

そのためにも普段から
「この人は何に興味があるんだろう?」
「この人は何て言われたら嬉しいのかな?」
「この人は何に一番価値をもっているのだろう?」
ということを考えながら観察していく癖をつけてみて下さい。
それを洞察力と言います。
トップセールスマンや天才ナンパ師は、相手が求めているのは何かというのが一瞬で読めます。だから、初対面でもすぐに昔からの親友レベルで仲良くなれるのです。
洞察力、常に磨き続けて下さい。
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